腸を整えるため、善玉菌を応援するためにはどんな食品を取り入れていくのがよいのか、腸内細菌を育てる“育菌”を含めた腸活を3つのポイントでお伝えします。
①応援する食品「プロバイオティクス」
「プロバイオティクス」とは、腸で良い働きをしてくれる細菌や酵母のこと。
プロバイオティクスが含まれている食品は何か分かりますか?
それは発酵食品です。
具体的には、ヨーグルトや甘酒、乳酸菌飲料、ぬか漬け、味噌、キムチ、納豆など。そこでオススメしたいのがお味噌汁です。
具沢山のお味噌汁なら不足しがちな野菜も摂れて一石二鳥。
夜、多めに作って朝食に一杯いただけば、“温活”にもなり、冷えやすい女子にはとっては、一石三鳥でもあります。
そして、せっかく取り入れるのなら、昔ながらの製法で作られた“本物”の発酵食品をぜひチョイスしてほしいですね。
プロバイオティクスの健康効果を得られることはもちろんのこと、何よりも美味しいのでやみつきになりますよ!
②育てる食品「プレバイオティクス」
腸内環境を整える上で、プロバイオティクスと両輪で大切なのが「プレバイオティクス」です。
プレバイオティクスとは、自分の腸内細菌のエサになって、細菌の増殖を促してくれる食品で、食物繊維やオリゴ糖などが該当します。
特に腸内のお掃除役でもある食物繊維は積極的に摂りたい食品の一つです。
しかし、残念ながら食生活の変化により目標値に達してない人がほとんどのようです。
成人女性の場合、食物繊維の目標とされる1日の摂取量が18gに対し、平成25年「国民栄養・健康調査」によると13g程度した摂取できていないことがわかっています。
便通をよくするため、そして、腸内細菌のためにもひじきやきんぴらごぼうなど食物繊維の多い食材を使ったお惣菜を、できれば毎食一品加えるようにするといいですね。
③善玉菌を守るため、できれば避けたい食品
毎日プロバイオティクスやプレバイオティクス食品をせっせと摂っていても、同時に揚げ物などの脂っこい食事や甘いもの、スナック菓子など脂質が多くて食物繊維が少ない食事を食べていたらせっかくの努力も報われません。
なぜなら、これらの食品は悪玉菌の大好物だから。
お肉を食べるときは、食物繊維たっぷりの野菜もご一緒に!
避けたほうがよい食品に意識を向けることで、腸内細菌を応援する食品、育てる食品をプラスして取り入れようと意識改革できそうですね。
良い腸に整え、キープする。これこそが、健康と美の要といっても過言ではないでしょう。
ぜひ、あなたもちょっとだけ腸を意識して生活することを始めてみてください。