空腹時に威力を発揮する腸の掃除屋
朝は食欲がなくて食べる気がしないという人は、お腹が空腹になっていないからではありませんか?
寝る前に小腹が空いたからとなにかつまんだり、夜遅くに夕食をとる習慣がついていませんか?
寝る前の少なくとも3時間前(できれば4時間前)までには夕食を終わらせて、朝は空腹感で目覚めるのが腸にとっては理想的。
なぜかといえば、寝ている間に消化管をきれいにするモチリンというホルモンが分泌されるのですが、このモチリンは空腹になっていないと十分な分泌がされず働いてくれないから。
寝る前に食べて腸に負担をかけてしまうと、腸の機能が十分に発揮できないのです。
逆に、早めに夕食をすませてリラックスした状態で十分な眠りをとることで、モチリンが精力的に仕事をして、朝目覚めたときには腸がきれいに掃除され、食事をとることでお通じのスイッチも入る、ということになるのです。
モチリンは自律神経とも相互に関係し、副交感神経が活発になっているとき……、つまり身体がリラックスした状態のときによく分泌されます。
寝る前は身体だけでなく心もリラックスした状態にするのがベストです。
朝ごはんを食べたほうがいいといいましたが、お腹が苦しくなるほどたくさん食べる必要はありません。
朝あまり食べる習慣がない人はバナナ1本と水分で十分。お通じスイッチを起動させるためなので、お腹いっぱいまで食べる必要はありません。
食べすぎると、今度は胃腸に負担をかけてしまいますし、通勤・通学の途中でお腹が痛くなってしまったりすると困るので食べ過ぎにも注意しましょう。
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