顔にシワがたくさんあるわけではないのに・・・なんとなく老けて見えてしまう・・・。
それは、骨盤の歪みによって姿勢が悪くなっているのが原因かもしれません。
骨盤の歪みは、様々な体の不調を起こすだけではなく、
猫背で背中が丸くなることで背中の筋肉を衰えさせてしまいます。
すると、背中や脇、腰に脂肪がつきやすくなり、
オバさん体型になってしまうのです。
見た目年齢を若くするためには、骨盤矯正で骨盤の位置を整えるべきです。
骨盤矯正のための毎日の簡単なストレッチを積み重ねれば、見た目年齢-5歳も夢ではありません。
今回は、見た目年齢を-5歳にする骨盤矯正ストレッチをご紹介します。
■骨盤矯正で本当に若返るの?
モデルさんはみんな姿勢が良くて、年齢以上に若く見えますね。
それは、骨盤の位置が整っていることで背骨や関係する筋肉がバランスよく整っているからです。
骨盤の歪みが背骨に伝わると猫背や反り腰などになります。
一度、その姿勢で筋肉のつき方が定まってしまうと、意識して姿勢を正してもキープするのが大変になります。
猫背になると背中やお腹の筋肉が衰えて脂肪がつきやすくなります。
反り腰になると、歩くときにお尻や太ももの筋肉をバランスよく使えなくなるので、下半身に脂肪がつきやすくなります。
また、姿勢が悪くなると首や肩が凝りやすくなるので、顔のリンパや血液の流れが悪くなるので・・・むくみやくすみなどが起こりやすくなります。
さらに、筋肉には筋膜があり、体と顔の筋膜がつながっています。
最近、美容や健康の分野でも注目されている筋膜とは、筋肉を包んでいる薄い組織膜のことです。
イメージ的には、ウェットスーツのようなもので、いくつかの層にも分かれて身体中に張り巡らされているので、第二の骨格とも言われています。
そのため、骨盤が歪むと背骨から筋肉が歪み、連動して筋膜が歪むと顔の筋膜が下に引っ張られてしまうので顔のたるみの原因まで作ってしまいます。
骨盤は、左右の骨、腰の方の骨の3つの骨で成り立っており、それぞれの骨が関節により繋がっています。
その繋がりのバランスが悪くなると、主に次のような歪み方をします。
・左右のどちらかの骨が上下に傾いている。
・左右の骨が前後のどちらかに傾く
・左右の骨が各々に傾いてねじれた状態になる
・骨盤の上の方が開いたり閉じたりして歪む
・骨盤の下の方が開いたり閉じたりして歪む
これらの歪みを骨盤矯正にて正すことで体調だけではなく美容面にも嬉しい効果が現れてくるのです。
確実に見た目年齢が若くなります。
■骨盤の歪みで起こる症状
骨盤が歪むと、健康面だけではなく、美容面やメンタル面にも様々な不調が起こります。
骨盤の歪みで起こる症状をご紹介します。
○美容面
・肌荒れ
・むくみ
・新陳代謝の低下で太りやすくなる
・たるみ
・顔の歪み
○健康面
・冷え性
・便秘
・生理不順
・生理痛がひどくなる
・腰痛
・膝の痛み
・疲労が溜まりやすくなる
美容面や健康面には、骨盤の歪みによる筋肉のアンバランスや、リンパや血液の流れが悪くなることで悪影響が及ぼされて様々なトラブルが起こります。
○メンタル面
・イライラ
・集中力の低下
・記憶力の低下
メンタル面には、骨盤の歪みにより神経が圧迫されることで、イライラなどの不調が起こります。
このように、骨盤の歪みがあるだけで様々なトラブルが起こり、健康面やメンタル面の症状が美容面に反映されたり加わることで、老化や肥満などの症状となってしまうことも多いです。
■骨盤の歪みが起こる原因
骨盤は、日々の何気ない行動が蓄積されて歪んで行きます。
例えば次のような行為で歪んでしまうことが多いです。
・足を組む
・椅子に座った時に左右のどちらかに体重をかけている
・立っている時に左右どちらかに体重をかけている
・カバンを左右のどちらかでいつも持っている
・長時間のデスクワークで前かがみの姿勢になっている
・出産
左右どちらかに重心をかけるか、前かがみになるのが特徴的です。
また、出産では骨盤の下側が開いて歪んでしまい、骨盤ベルトなどで矯正せずに過ごしていると歪んだままになるケースが多いです。
骨盤矯正をするためのベルトや下着などの便利なアイテムはたくさんありますが、体調の許す限りは、ストレッチなどで根本的に改善した方が確実です。
骨盤が歪むまでには時間がかかります。
足を少し組んだからといってすぐに骨盤が歪むわけではありません。
日々の行動の癖の積み重ねで少しずつ歪んでいくので、癖を見直して改めて行けば、少しの歪みなら治る可能性が高いです。
また、骨盤のまわりには筋肉や腱、靭帯などがたくさんつながっているので、大幅に歪むことは珍しいです。
特に短時間でかなり歪むということはありません。
数字でいうならば、骨盤の歪みは数ミリから1cm程度ですが、それでも筋肉のバランスが悪くなったり、リンパや血液の流れが悪くなると美容面や健康面、メンタル面にまで影響が出てしまいます。
地道に骨盤矯正するならストレッチ、短期間で本格的に骨盤矯正するならエステや整体がおすすめです。
■骨盤矯正ストレッチをする上で押さえておきたい3つのポイント
骨盤矯正のストレッチをするときに、次の3つのポイントを押さえて行うと、骨盤矯正の成果が出やすいです。
わかっているつもりでも、忘れてしまうこともありますので、3つのポイントを頭に入れておきましょう。
○左右差を把握しておく
ただ、骨盤矯正ストレッチをするのではなく、ストレッチをしながら左右のどちらが伸びにくいか?痛みがあるか?などの左右差を知っておきましょう。
左右差を自分で知っておけば、日々の行動でも重心に気をつけたりなどの対策ができます。
左右差を把握してから、靴やパンツの裾などを見てみると左右差があることもさらに気づけます。
靴が片方だけ減っていたり、パンツの裾が片方だけ短かかったりする場合は、確実に骨盤が左右のどちらかに歪んでいるので、ストレッチで意識しながら伸ばしてあげましょう。
○無理をしない
骨盤矯正のストレッチは、無理をしすぎないようにしましょう。
痛いのに無理に伸ばし続けていると、違うところに負担がかかって痛めてしまう恐れもあります。
骨盤矯正のストレッチを強化したからといって、急に骨盤の歪みが治るわけではありません。
家で行うストレッチは無理のない範囲で地道に行っていくのがポイントです。
○地道に継続する
骨盤矯正のストレッチに即効性を求めてはいけません。
短期間で効果が出るものではないので、少しやってみて効果がなかったからといって辞めてしまわないようにしましょう。
地道に少しずつ、なるべく長く続けていくことで骨盤は確実に元の位置に戻ります。
■見た目年齢-5歳にする骨盤矯正のストレッチ方法
それでは、見た目年齢を-5歳にしてくれる骨盤矯正のストレッチ方法を3つご紹介します。
○骨盤回しで骨盤矯正
骨盤回しは簡単にできるストレッチ方法で、体にも負担がかからないので、出産後のママにもおすすめです。
本当はフラフープがあるといいのですが、ない場合でもフラフープを回すつもりで腰を左右にそれぞれ回すだけのストレッチなので簡単です。
骨盤が歪んでいる人は、左右どちらかが回しにくいはずです。
それでは、方法をご紹介します。
1. 両足を肩幅程度に広げて立ちます。その時に足のつま先は前方に向けてまっすぐ立ちましょう。
2. 腰に軽く手を当てて前を向いた状態で上半身が動かないように意識しながら、30回を目標に右回りに腰を回します。フラフープを回す感覚で腰だけを回しましょう。
3. 同じように、左回りに30回、腰だけを回します。
これを1日に1セット行ないましょう。
○ストレッチポールを使った骨盤矯正ストレッチ
ストレッチポールを使って骨盤の位置を正していくストレッチです。
体が硬い人は伸ばす系のストレッチをするのが大変ですが、ストレッチポールを使うと簡単に筋肉のこわばりをほぐせて骨盤の位置を整えていけます。
1. 縦向きに置いたストレッチポールの上に体を乗せて仰向けに寝転びます。
2. 腰のあたりのストレッチポールの感触で左右さを確かめましょう。左右で少しだけ感触が違うなら骨盤が歪んでいる証拠です。
3. 手は力を入れずに自然に伸ばし、足は少しだけ膝を立てて、ストレッチポールが真ん中にあるのを感じながら、体をブルブルと左右に震わせます。
4. 小刻みに揺らすことでこわばっている腰回りの筋肉をゆるめられて、骨盤や股関節が正しい位置に戻りやすくなります。
これを1日に3セット以上行ないましょう。
○おしりの筋肉をほぐして骨盤矯正するストレッチ
長時間のデスクワークで椅子に座りっぱなしになると、お尻の筋肉の血流が悪くなって硬直しやすくなります。
するとお尻の筋肉のコリから骨盤が歪みやすくなります。
それを改善するためには、お尻の筋肉を伸ばすストレッチを行なうことです。
お尻の筋肉が高くなると坐骨神経痛や腰痛になる可能性があるので気をつけましょう。
それでは、骨盤矯正のためにお尻の筋肉を伸ばすストレッチをご紹介します。
1. 仰向けに寝転んで、足を伸ばします。
2. 左の膝に右足のかかとを乗せます。左の手を右足の膝に乗せて持ち、そのまま左に倒していきます。右手は右方向にまっすぐ伸ばします。
3. 伸ばせるところまで伸ばしたら20秒ほどキープします。
4. 反対側も同じように行ない、1日に10セットほど行ないます。
■おわりに
骨盤が歪むと、背骨も歪み、体のすべてがゆがんでいきます。
筋肉や筋膜もその歪みに合わせてバランスを取っていくので、早く矯正しなければ歪んだままの姿勢で癖がついてしまいます。
若々しい人は必ずと言っていいほど姿勢が良いです。
骨盤の位置が正しいから姿勢が良いのですね。
毎日地道に骨盤矯正ストレッチを実践して、骨盤の位置を正していきましょう。
そうすれば、-5歳も夢ではありません。
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