腸器官の不調はどのような影響を及ぼすのか、整体院が解説

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腸器官の不調はどのような影響を及ぼすのか、整体院が解説

最近メディアでも「腸内環境の改善」といった話題をよく聞くようになりました。
しかしそもそもこの器官は身体にどんな影響を与えるのかご存知の方はあまり多くないのではないでしょうか。
この話題について整体院が解説させていただきます。

□腸器官について

とても重要な器官であるということで「第二の脳」とも呼ばれています。

*多数の免疫細胞

外部からものを取り入れ、それを吸収したり排出したりする判断をする役割があります。
この働きを十分に行うため免疫細胞の約7割がここに存在していると言われています。

*独自に動く

人間の身体のほとんどは脳からの指令をうけて活動します。
しかし腸で脳と繋がっている細胞は2000個と少なく、基本的に独自で動いています。

*感情をつくる

幸せホルモンともいわれているセロトニンやドーパミンなどを生成します。
脳でも作られるホルモンですが、たとえばセロトニンは脳が生成するのはわずかで、約90%はここからの生成で占められています。

□腸器官の不調の影響

便秘や下痢が引き起こされるのは勿論ですが、それらはさらに体調を悪化させる原因となってしまいます。
もしあなたが便秘気味などで調子がよくない状態で以下のような症状で悩んでいるならばこの器官の調子を整えることで改善するかもしれません。

*肌荒れ

便秘は本来排出されるべき老廃物を身体に蓄積している状態です。
こうして蓄積されたものは発酵と腐敗が進行し、有毒な成分を発生させます。
この有毒成分が他の内臓に吸収され、肌荒れとして表面にあらわれてしまうようになります。

*消化機能の低下

老廃物がたまっている状態の場合、消化や排出機能がうまく働かなくなってしまいます。
そして古い便が蓄積されることで新しい便をつくることができなくなり、排出も難しくなってしまうのです。
この状況が続くとお腹の張りが強くなり、消化が上手くいかずに空腹を感じにくくなるという症状ももたらします。

*免疫力低下

多くの免疫細胞が存在しているため、免疫器官ともよばれています。
この器官が不調になると免疫細胞にも影響し、免疫力の低下を引き起こしてしまいます。

*冷え性

便秘では血流が悪くなり、身体に血液を運びにくくなってしまいます。
すると十分な血液が身体を巡らなくなってしまうため冷え性を引き起こします。
血行の悪さは冷えももちろんですが頭痛をもたらすこともあります。

□おわりに

身体の内部にある器官は普段目に見えるものではないため、その不調にもあまり気をかけていないかもしれません。
しかし放っておいてしまうと健康状態に大きく影響し、ひどいときには大きな病気を引き起こしてしまうこともあります。
腸の環境を整えて健康的な生活を目指しましょう。

 

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