栄養効果は食べる時間で変わる!いつ、何を食べる?

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栄養効果は食べる時間で変わる!いつ、何を食べる?

皆さんも、食べ物にあるたくさんの栄養は、食べる時間によって栄養の効果が変わってくることをご存知だと思います。

食事の栄養バランスについて気を付けている方は増えていますが、『何を食べるか』は意識していても『いつ食べるか』まで気を配っている人は少ないかもしれません。

食材がもつ栄養パワーを余すことなく引き出すために、朝・昼・夜の時間帯別に賢く食べて、悩める不調を解消していきましょう!

 

 

●朝にタンパク質を多く取ることが筋肉の増加に効果的

 

タンパク質を摂取する場合、同じ量でも朝に多く取ると、より筋肉の増大につながるそうです。

女性にとって1日に必要な摂取熱量は約1,500キロカロリー。

同じ人が同じものを食べても、1日の中での食べる時間によって体重が増加したり、血圧が高くなる割合に差があることがわかっています。

 

●なぜ、食べる時間によって栄養効果が変わってくるの?

 

その要因は体内時計。

体は、体内時計のおかげで、無意識に日中は体と心が活動状態に、夜間は休息状態に切り替わるようにできています。

でも、人間の体内時計のサイクルは地球の自転周期である約24時間よりも15~30分ほど長くなるようにできているそう。

そのため放っておくと、体内時計はどんどんズレてしまうのです。

おうなると、日中頭がボーっとしたり、食欲が出なかったり、免疫力が低下などさまざまな問題を引き起こします。

 

体内時計のズレは、脳は太陽の光によって、脳より下の体の部分は食事によって調整しているといわれています。

 

●納豆はいつ食べる?

 

 

これは、皆さんご存知ですね。

納豆に含まれるビタミンKは、夜に体内で行われる骨の合成を補助し、骨粗しょう症予防に効果を発揮。

さらに、ナットウキナーゼは血栓予防に効果的です。

血液凝固系の働きは朝に強く出ると考えられています。

そのため、ナットウキナーゼの効果をより引き出すためには、夜に納豆を食べることが大切なのです。

 

他にも、

ヨーグルト(カルシウムの吸収が良いため、骨粗しょう症予防に!)

キムチ(リラックス効果で眠りを導くGABAが含まれているため、睡眠を促進!)

こんにゃく(非水溶性食物繊維が多いため翌朝の快便に!)

豆乳(イソフラボンが含まれているので、更年期障害骨粗しょう症の予防・改善)

 

朝は1日の活動に効果的な食材を!

 

ごま(セサミンは脂質代謝の改善効果!毎朝摂取することで血中コレステロールの低下効果!)

トマト老化の原因となる体内の酸化物質は昼に増加!強力な抗酸化作用を含むリコピンを多く含んでいるトマトで老化防止へ!)

ごぼう(豊富に含まれるイヌリンが、食後の血圧血糖値の急上昇を緩和!腸内環境の改善効果)

サバ(DHA、EPAは朝に摂取することで体内時計をリセット!朝の魚油は、吸収がよく、脂肪肝を抑制!)

 

 

●日中は活動量が増えるため、栄養不足とカリウムに気を付ける

 

日本人は基本的に昼の栄養バランスが欠けている人が多いです。

さらになんといっても、この時期に大切なのは免疫力!!

小松菜に豊富に含まれているβ-カロチンが、ウイルスをブロックする粘膜を丈夫にしてくれます。

他には

アボガド(カリウムは塩分を体外に排出するために必要な栄養素。塩分過多によって引き起こされる高血圧を防止)

キウイ(日中不足しがちなビタミンC食物繊維を多く含むので、抗酸化力を高めがん予防便秘改善効果も!)

 

 

免疫力を高め、健康の大切さを思い知った今こそ、食べるタイミングで食材パワーを味方につけて、健康的な体を目指していきましょう!