「肩が痛くて仕事が辛い」「首の周りが重くて起きていることもしんどい」
肩がこる症状は多くの方が抱えている悩みです。
頭痛や吐き気の症状も伴うことがあるため、なるべく軽い症状で済ませたいですよね。
しかしそもそも肩こりは何が原因で起きるのでしょうか。
□肩こりの仕組み
肩こりは以下のような原因が身体によくない影響を与えることで血行を悪くして起きると考えられています。
*運動不足
運動をする機会が減ることはそれによって肩回りの筋肉を動かす機会も減らしてしまうことになります。
また筋肉は動かさなければ弱まっていき、代謝を下げてしまい、身体の冷えも引き起こします。
身体が冷えると血流が悪くなり、血液で運ばれるべき老廃物を運ぶ作用が上手く機能せず蓄積されることでこりの一因となってしまうのです。
*姿勢の悪さ
同じ姿勢をずっと続けることはある特定の筋肉が収縮し続けることになり、姿勢を支える働きが低下してしまいます。
すると別の部分の筋肉に負担がかかるようになります。
たとえばデスクワークで目線を下げる状態が長い場合、頭が下を向くため、それを支えるために首から肩にかけての筋肉に大きな負担がかかってしまうのです。
*冷え性
身体が冷えている状態はつまり血行が悪い状態です。
冷えに耐えるために身体を縮めたり首をすくめたりすることは身体を緊張状態にします。
この状態では血液の流れが悪いために筋肉の疲労物質を排出することが難しくなります。
慢性的な冷え性でお悩みの方は特に、普段から身体を冷やさないように心がけることをおすすめします。
*ストレス
ストレスがかかると緊張状態に作用する交感神経のはたらきが優位になり、常に緊張した状態に陥ってしまいます。
これは筋肉も例外ではありません。
さらに睡眠にも影響を及ぼします。
本来ならば眠るときに優位になるはずの副交感神経が正常に作用せず、十分な睡眠をとることが難しくなり、身体の疲労がとれにくくなってしまうのです。
□肩こり改善方法
*運動やストレッチ
軽い運動やストレッチで身体のこりをほぐす効果が期待できます。
また継続することで筋肉が付き、代謝を上げ、冷えの改善につながることもあります。
*リラックスできる時間
ストレスを解消するためのリラックスできる時間を確保しましょう。
ゆっくり読書したり、音楽を聴いたり、お風呂に入ることもおすすめです。
*整体
家で自分で行うことができる整体方法もありますが、専門の方の手を借りることでより効果的に症状を改善することができます。
身体の状況はその時々に応じて変化するため、自身で自分の身体の状況を把握することは難しいことが多いです。
よって定期的に整体師など専門の方の診断をうけることができる場を設けることをおすすめします。
□おわりに
「肩が痛いからとりあえず湿布だけ貼っておこう」
と考えていた方も今回ご紹介したような改善方法を日常に取り入れることで症状が和らぐかもしれません。
これらの方法はひどい肩こりのときにのみ行うのではなく、特にこりを感じていないときでも継続して行うことが大切です。
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