日本人は肩こりをいつも感じているという人がとても多く、毎日辛い思いをしています。
その原因はいくつかありますが、その中から厳選して2つ程ご紹介します。
1つは「運動不足」の人がとても多いからです。子供から大人まで外へ出かける機会が昔より減っている傾向にあり、パソコンやスマートフォン、ゲームなどに夢中になってしまう事が少なくありません。
さらに世界的に見ても働き過ぎであるとされているだけあって、運動をする時間を作る事が出来ないという人もたくさんいます。その結果、運動不足になって全身の筋肉が衰えてしまいます。
肩こりの場合は肩周辺の筋肉が動かされる事が減り、同じ姿勢でいる時間が長い事からずっと緊張しっぱなしの状態になるのが原因です。
しかもパソコンやスマートフォンなどを使っている時間が長ければ長い程、体の姿勢も悪くなりがちです。猫背や骨の位置がずれてしまう事も肩こりの原因になってしまいます。
もう1つは「冷え性」による血流不良です。冷え性といえば女性特有のものと思われがちですが、実際には会社に長時間いる男性にも冷え性になっている人は意外と多いです。
特に夏には暑いからと冷たい飲み物や食べ物を毎日何かしら摂取している人が多いですし、冷房の冷えもあって他の季節よりずっと体が冷えやすい状況です。
さらに冬は気温自体が低く、外出時や暖房を入れていない時などに縮こまった姿勢になってしまいます。これも血流が悪くなる原因になっており、体の冷えを招いてしまうのです。
冷え性になるのは血流が悪くなるからですが、体が冷えてしまうだけではなく、ストレスが原因になっている場合もあります。ストレスフルな状況が続いていると、自律神経が乱れてしまいます。
自律神経は血管を収縮させる交感神経と血管拡張をする副交感神経の2つから出来ています。そのため、自律神経が乱れてしまうと血流が滞ってしまうのです。
これが寒さを感じやすい冬や冷房の影響を受けやすい夏などに起きてしまうと、さらに冷え性が悪化してしまう可能性があります。すると、肩こりもいつも以上に辛くなってしまうのです。
これらによる肩こりを防ぐためには出来るだけ運動を取り入れるようにするのが良いです。ストレスは一見運動と何の関係もないように感じますが、実は体を動かす事で何も考えない時間を作る事が出来、ストレス解消につながります。
普段体を動かす機会がない人も軽い運動から始めてみるのがお勧めです。スポーツじゃなくても、散歩やラジオ体操といった簡単なものをなるべくするだけでも効果的です。
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