生理痛は骨盤内でうっ血することや血液を排出するために子宮が収縮することが主な原因ですが、それらはホルモンバランスが崩れたりストレスなどで全身の血行が悪いと起こりやすくなります。
排卵がおきてから2週間程度で生理が始まるのですが、排卵は二つある卵巣から交互に起こり、その時のホルモン状態やストレスの状態などによって経血の量や生理痛の程度も異なるのです。
また若い女性の場合は、子宮内膜内で「プロスタグランジン」というホルモンが過剰に作られると子宮を強く収縮させて痛みを発生させることもあります。
生理痛の症状としては、腹部や下腹部の痛みを感じる人が一番多く、次いで腰痛、頭痛、肩こりなどが現れ、胃腸障害が起きて吐き気や下痢を伴うこともあります。
その程度屋状態は個人差があり、同じ人でも生理のたびに異なるのですが、生活に支障をきたすほど痛みが強い場合は基質的に何らかの異常がある可能性もあったり、「プロスタグランジン」の分泌を抑える薬などによって治療をしてもらうことで軽減されることがあるので、ひどい場合は専門医に見てもらうことが大切です。
基質的に異常があるというのは子宮内膜症や子宮筋腫などの病気や炎症があったり、臓器の癒着などがあり、それらは治療が必要になります。
このように病気が原因の器質性のものでない場合は、整体でも痛みを軽減することが可能です。
ほとんどの女性が悩まされている生理痛は器質的なものではなくプロスタグランジンの過剰分泌によるもので、それが自律神経に影響を与える機能的なものなのですが、ホルモンによるものだからと諦めなくてもよいのです。
生理痛は仙骨の歪みが痛みを強くしている可能性があるからです。
仙骨は背骨の付け根にあたる部分にあり骨盤の真ん中に位置していて、その内側には子宮があり、仙骨がゆがむことで至急も悪影響を受けてしまいます。
そこで整体の施術によって仙骨の歪みを正しい位置に戻すことで、生理の時の痛みを軽減することができるのです。
仙骨の歪みに加え、その周囲が冷えていることも痛みの原因になります。
お腹やお尻周辺が冷えていると腸や膀胱、子宮などの内臓も冷えています。
子宮が冷えると生理時に痛みが強くなることがあるので、仙骨周辺にカイロを充てるなどをして冷えを取り除くことも有効です。
子宮を温めると一時的に経血が増えることがありますが、それは子宮内に溜まっている血液がでやすくなったということなので心配は不要です。
このようにプロスタグランジンというホルモンの過剰分泌が原因といえども、仙骨がゆがんでいたりその周辺が冷えているとさらに痛みがひどくなるので、その対策が重要です。
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