腰痛と正しく向き合うにはまず原因を理解しなければいけません。痛みが生まれる理由がなんなのかを知らずして対策をしても上手く解消することはできないです。多くの人に共通する3つの問題がありますので順に解説してみましょう。
まず姿勢の問題が挙げられるのですが、姿勢が原因というと猫背や長時間のデスクワークなどがイメージされることが多いです。いつの間にか姿勢が悪くなっていることで腰への負担が大きくなりますので、それが蓄積されて腰痛の発生に繋がることがあります。
しかし悪い姿勢の人だけが腰痛を感じやすいのではなく、良い姿勢とされる人でも同様のリスクがあるのです。
なぜなら根本的にはいずれの場合でも筋肉への負担になってしまうからです。良い姿勢も悪い姿勢も、長時間同じ場所の筋肉を使うことになりますので疲労が蓄積してしまい、腰回りが硬くなることで痛みが生まれてしまいます。
ストレスも発生原因として挙げられます。現代人は様々なことが引き金でストレスを感じていますが、すると筋肉が凝り固まってしまい、その影響で血行も悪くしてしまうのです。
柔軟性のない筋肉は凝りを誘発しやすく、血行不良の体では蓄積された痛みも逃げていきません。そしてこうした状態を生み出してしまうのがストレスで、痛み自体も慢性化することがあります。
何が原因なのか分からずに痛みを感じることがあるはずですが、実は心が受けている負担によって生じている可能性が考えられるのです。
体の歪みが元で腰痛が生み出されていることもあります。人間の体は様々なことが起因して歪みを生み出すのですが、例えば、いつも同じ側の足を組む、バッグを同じ側の肩に掛けることが多い、立ち姿の時に片足に重心を掛けるクセがあるなど、こういった何気ないことで体を歪ませています。
歪みが生まれると筋肉や脂肪の位置が変化するほか、血行不良も招いてしまい、加えて神経も圧迫しやすい体になるのです。つまりは日常の無意識で行う行動こそが根本の引き金で、生活習慣によって痛みを生じさせていることがあります。
腰痛が生み出されてしまう主な理由にはこうした要素が大きく関係しています。どの問題にしても誰にでも関係するものであり、今は問題がなくとも積み重なることで痛みとなって現れる可能性があると言えるでしょう。
しかし原因をきちんと理解しておけば対策のしようもあります。いずれの問題も日常のちょっとした心掛けで対策をしていくことも可能ですので、普段の生活を見直してリスクになり得る要素を排除していくことが大切と言えるでしょう。
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